どうもこんにちは。文構1年、編集局の浜村です。あ、前回も文構1年、副編集長の浜村と自己紹介していましたね。
2年目の1年生。はい、ご察しの通りです。
さって、今回のコラムは何を書こうかしら。「何でもいいよ~」って言われると困るんですよね。で、書いたものはしっかり校正されますし。みんな、好き勝手しているように見えて、しっかり校正と言う名の関門を潜り抜けているわけです。
そう、校正。今回も編集局のお仕事の話題です。前回も校正する人間の葛藤と信念をお固く書いたわけですが、今号は校正を受ける立場から、りっコラらしくゆる~く書いて行きましょう。ネタの使い回しだなんて言わないで、再利用ですよ、再利用。
まず、「『校正』って、何?」と言う方のために説明をしましょう。校正とは、編集局員が書いた文章を担当がチェックして、添削して送り返す。で、それを受け取った編集局員はコメントを元に書き直して……を、編集長が満足する文章になるまで続ける、その一連の流れを指します。添削と一口に言っても、誤字脱字のチェックから句読点、改行の位置調整、文章の流れが自然かどうかの確認より良い表現方法の提案、外部が読んでも良いものかの判定等々……それと、「面白い内容かどうか」も担当の判断となります。
で、最後に言ったコレがかなり厄介なポイントでして、「読者が面白いと思ってくれる」の定義は当然ながら人それぞれ。文章の書き手とその担当の「面白い」が合致する事はまずありません。だから、時に書き手と担当の激しい口論が……起きて……あれ、記憶にないな。まぁ、これは人それぞれですかね。僕は争いが苦手なので、とりあえず校正を受けてるときはハイハイ言ってやりすごし、後でグチグチ言いながら書き直しをするタイプです。
わぁ陰湿……
と、お思いの方もおられるでしょう。が、書いている側としては、「コレは最高の出来だ! 一発完成だろう!」と意気込んで提出する訳です。それに思いっきりペケをつけられたら、それは愚痴の一つでもこぼしたくなるという物です。不思議な話ですが、今まで自分と同じラインで働いていた奴が、編集長とか副編集長に就任した途端に、肩書に見合った校正スキルを発揮する、立場が人を創るとはよく言ったものです。自分と同じなはずの大学生に完膚なきまでに論破される。ぐうの音も出無い程の正論で屈服させられる。こっちも自分の文章力に自惚れて編集局にいるだけに、この悔しさたるや……この敗北と譲歩が良いRe:ALLを生むわけですし「悔しいと思えるのはそれだけ本気で向き合っている証拠」と言えばカッコいいですが、理屈で支配できないのが感情というものでして。ちなみに、校正担当も「なんでこっちの言いたいことが伝わらないんだろう……」とか「本当に僕のやり方に従わせて正解なのかな……」とか悩んだりするわけです。つまり辛いのはお互い様。みんな等しく苦労しながらRe:ALLは作られていると。そこらへんは会社と一緒ですね。これで、完成しちゃえば、「いやー、やっぱりアイツが校正担当(作文担当)で本当によかったなー!」って言い合ったりするから不思議なものです。終わりよければ全て良しとはよく言ったもの。まぁ、僕が単純な人間と言うのもありますが。
さて、今回はこれ位で。次号はどんな校正と巡り合うんでしょう……
(浜村 弘大)
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