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リッこら

Re:ALL製作委員会は一枚岩ではありません。日々委員どうしが小首を傾げ合いながら 冊子を作っています。彼らは一枚岩というよりはむしろ、ガラクタの山のようです。どんなガラクタが埋まっているのか。とにかく委員それぞれが好きなものを書きたいということで始めたコラム、気が向いたら読んでやって下さい。ひょっとしたら、使えるガラクタがあるかもしれません。

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兵器と二次元少女



 どうも、一年の高野です。何でも一年生は全員このコラムを書くということでお鉢が回ってきてしまいました。
過去のコラムでは何人かの先輩が自分の好きなものについて書いています。私の場合、自分の好きなものといわれてまず思い浮かぶのが兵器(特に第二次大戦頃のもの)と二次元少女です。前者は小学五年生の頃に零戦搭乗員の回想記を読んで以来、後者は中学二年生の時に泣けるというあるアニメを見て以来の好物となっております。どちらも決して大多数の人が好むようなものではないけれど、珍しいとも言えません。そこで、この二つをあわせて考えれば多少はありきたり感から逸脱できるのではないかと考え、兵器と二次元少女について少しばかり語ってみたいと思います。

 兵器と二次元少女といえば思い浮かぶのは二次元少女が銃火器や刀剣を手にして、もしくは戦闘機などに乗って戦うといった絵柄でしょう。ではなぜ兵器と二次元少女を組み合わせるのでしょうか。それは、萌えと燃えの両方を求めたからではないかと思います。可愛い女の子(広い意味で萌え)と熱いバトル(燃え)とがそれぞれ好きな人というのは少なくないわけですから、単純な話、その二つを組み合わせることで両方のニーズを満たすことができるのです。さらに、戦闘時に兵器を使用することで兵器の類にかっこよさを感じる人たちの需要も取り込めますし、男性だと兵器に漠然とではあってもかっこよさを感じるという人は多いと思いますからそういった人たちの気を引くきっかけにもなります。また、一般に男らしいとされる兵器を少女が使用することでアンバランスさから来る萌えを生むことも可能になります。兵器と二次元少女の組み合わせというのはこういった需要を詰め込んだ結果生まれたものなのではないでしょうか。

 さて、兵器と二次元少女について考えるときに個人的に重要なのは銃火器および兵器が実在しているもの、もしくは実在するものを元にしたものであることです。要するにSF的、未来的な要素が多くないということです。例えば、ガンダムやマクロスなどはSF的な架空のシステムを積んでおり、それっぽい技術的な設定がついていますが、実物の兵器に比べると単純なものが多く、また、歴史を経た故に持つ重厚感が足りないからです。もちろん、そういった架空の兵器の出てくる作品にもバトルもの的な面白さやかっこよさはありますが、それは実在の兵器を愛でるのとはまったく別のジャンルに属することなのです。兵器の魅力は機械的な作動システムや経験してきた歴史にあるのです。考えてみてください、銃の先が光ってビームが出るだけという兵器と、引き金を引くと発射薬に衝撃を与え発火させ弾を発射、発射と同時に一部の部品が後退し撃殻を排出、さらに後退した部品がばねで元に位置に戻る力を利用して弾倉から弾を新たに装填するという作動システムを行う兵器とでどちらが魅力的でしょうか。さらに後者に関しては歴史によって、作動システムに説得力という現実感、つまりは重みを与えられます。この二つでしたら私は後者の実在する兵器のほうが断然に、比較できないくらいに魅力的だと思います。

 次に二次元少女についてですが、問題となるのは服装です。現実の場合は、巻脚絆や飛行服などを着用したりしますが、物によっては二次元少女の可愛さを損なうことがあるのです。例としては第二次大戦頃の飛行服(もこもこしたつなぎ)ではないでしょうか。ラストエグザイル(第一期)などではヒロインが飛行服を着ていますが、ヒロイン自身はともかく服装は可愛いとは思えません。そのためか多くの場合可愛く見えるようにアレンジされるわけですが、そうするとその服装が本来持っていた実用性、リアリティが失われます。こういったことに少し前まで苦悩していたのですが、去年の暮れにガールズ&パンツァーで女子高生がセーラー服を着て戦車のハッチから身を乗り出しているのを見て、服装は可愛ければ何でも良いのではないかと思い始めていたりもします。意外とテキトウでした。兵器のそのもののリアリティに関しては譲りませんけど、服装に関しては可愛さが大事というのが現状の考えですね。
 
 ここまで、兵器と二次元少女について、極めて個人的な考えを述べてきました。擬人化物はどうしたという意見があるかもしれませんが、私の好みではないので無視します。ああいうのって兵器の原型留めていないのが多い……。これを読んだあなたも重厚な兵器と可愛い二次元少女の織り成す世界を味わってみてはいかがでしょうか。

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