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リッこら

Re:ALL製作委員会は一枚岩ではありません。日々委員どうしが小首を傾げ合いながら 冊子を作っています。彼らは一枚岩というよりはむしろ、ガラクタの山のようです。どんなガラクタが埋まっているのか。とにかく委員それぞれが好きなものを書きたいということで始めたコラム、気が向いたら読んでやって下さい。ひょっとしたら、使えるガラクタがあるかもしれません。

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敵をプラスに捉えよう


今回Webコラムを書かせていただくことになりました1年の小迫千晶と申します。拙い文章だとは思いますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
 「コラムという新たな敵が・・・がんばろう」これは、私が先輩からコラムについてのメールをいただいた直後にTwitterにつぶやいた言葉です。決してコラムを書くのが嫌なわけではないがやることが増えたことに対する不安で複雑な気持ちが、素直に現れていると思います。まぁコラムを書くことは早い段階で分かっていたのでやっていなかったのが悪いのですが。さて、私はコラムを自分の“敵”であると表現しています。冷静になって見返したとき、この“敵”という言葉が妙に引っかかったので、今回はこの言葉について考えて書いてみようと思います。

 敵とは何か。大辞泉から引用すると、次のようになります。
てき【敵】①戦い・競争・試合の相手。
②害を与えるもの。あるものにとってよくないもの。
他の意味もありましたが、上記の意味合いで使用することが多いのではないでしょうか。また、私たちが普段使用するときには、「自分の前に立ちふさがるもの、乗り越えるべきもの」といったニュアンスが含まれているように思います。

 では、日常生活にはどんな敵が潜んでいるのか考えてみましょう!学生にとって最大の敵といえば、やはり課題やテストといったところでしょうか。どんどん出されてたまっていくレポートなどの課題。自分の単位取得、ひいては進級に大きく関わってくるテスト。1日に1回は必ずと言ってよいほど話題に上りますね。また、まじめに勉強をしようとしたときに襲ってくる誘惑も強敵です。毎日の講義中や1限がある日の朝には睡魔と戦い、課題に取り組む際はケータイやテレビ、漫画を必死に遠ざけなければなりません。他にも、急いでいる人にとっては赤信号や電車の遅延は敵になりますね。小指をぶつける家具の角。嫌いな食べ物。苦手な動物。湿気。最近の私にとっては、雨の日に滑って落ちた学生会館の階段やすぐに再起動するケータイ、キウイが敵です。周りは敵だらけですね。こうして考えると、私たちは様々な敵と戦い、それらに勝ったり負けたりしながら日々を過ごしているわけです。

 ここまで読んでみると、“敵”とは嫌なものである、というマイナスのイメージを持つでしょう。というより、もともと敵という言葉に良い印象を持っている人はそういないと思いますが。しかし私は、“敵”も別の側面から見ると、非常に魅力的で欠かせないものになると考えているのです。それは、マンガやアニメの世界においてです。

 マンガやアニメ、その中でも特に少年向けの作品において、いわゆる“敵”キャラというものは非常に重要な役割を果たしています。また、“ライバル”という言葉も、“敵”という言葉がもっているような悪のイメージはないものの、主人公が倒し乗り越えようとするという点で敵といってもよいでしょう。主人公がいったいどうやって倒すのか、超えることができるのかどうか、読者・視聴者をハラハラドキドキさせてくれるのが敵の存在です。そのためには、敵は主人公や他よりも強かったり、賢かったり、才能を持っていたり、何かしら秀でたところがなくてはなりません。はじめから主人公のほうが勝っているとわかっていては面白くありません。敵やライバルは主人公を際立たせるために、主人公と同等またはそれ以上の魅力をもつ必要があるのです。そして、そのキャラクターが魅力的であるということは、たとえ悪役であったとしても自然とそのキャラクターの人気につながります。

 具体的な例をあげてみましょう。私が「魅力的な敵キャラといえば?」と考えた際にまっさきに浮かんだのは、『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画のDIOというキャラです。DIOはこの作品において、主人公であるジョースター一族の宿敵であり、物語に大きな影響を及ぼした悪役です。邪悪で冷酷非道、そして圧倒的な力を持ったDIOはまさに敵のなかの敵である、と思っています。また、DIOは人気が非常に高いキャラです。先日行われた『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルリーグ』というPS3のゲーム参加キャラクターの人気投票においては、第一部の主人公についで二位という結果になりました。主人公の敵である悪役の立場にありながら、また最終的には主人公に敗北する立場でありながら、その強い個性と高い能力、奇想天外な攻撃は、ファンの心をつかんだのです。

 このように、同じ物事でも別の側面から捉えると新たなイメージが生まれることがありますよね。私の例えがピンとこなかった人は、どうぞ自分の好きな漫画やアニメに置き換えてみてください。マイナスのイメージをもった“敵”という言葉も、少しはプラスのイメージになってきたのではないでしょうか。このコラムも最初に厄介だと構えていた割には楽しく書き上げられましたしね。それは強敵だったからこそだと思います。この調子で、“敵”のイメージを改めて、大量の課題やテストもプラスに捉えられるようになるといいですね。

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