忍者ブログ

リッこら

Re:ALL製作委員会は一枚岩ではありません。日々委員どうしが小首を傾げ合いながら 冊子を作っています。彼らは一枚岩というよりはむしろ、ガラクタの山のようです。どんなガラクタが埋まっているのか。とにかく委員それぞれが好きなものを書きたいということで始めたコラム、気が向いたら読んでやって下さい。ひょっとしたら、使えるガラクタがあるかもしれません。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

おいしい肉じゃがの作り方


1)買い出し
 自炊の基本は、出来る限り安く済ませることです。特に煮込み料理は、食材の差が出にくい料理です。別に1個100円のじゃがいもを買おうが、1個50円のじゃがいもを買おうが味はさほど変わりません。加えて、食材は基本的にバラで買うことが大切です。例えば3本セットで人参が150円だったとしても、3本もの人参を美味しいうちに使いきれるはずがないので、1本60円のものがあったらそっちを選びましょう。
 《買うもの》
 じゃがいも:2個
 人参:1個
 たまねぎ:1個
 薄切り牛肉:1パック
 糸こんにゃく:1袋
 醤油
 みりん
 砂糖
 だし汁(個人的なおすすめはキッコーマンの本つゆです)
 日本酒(お酒はよく分からないので、まあ、好きなものを)
 お米

2)帰宅と下準備
 肉じゃがのお供に欠かせないのはアツアツほかほかご飯です。帰宅後、早速炊きましょう。大体、ご飯が炊ける40分前くらいに包丁やまな板、食材を洗い始めるのが、美味しい食事を開始できるベストタイミングです。
 まず、じゃがいもの皮を剥きます。100円ショップに行けばピーラーが売っています。これを使うと、下ごしらえが大分楽になるのでおすすめです。皮を剥いた後、じゃがいもを一口大の大きさに切り、水を入れたボウルに浸けておきます。
続いて、人参とたまねぎを中心で切り、半分をラップに包んで冷蔵庫にしまっておきます。1個は使いません。今度別の料理を作るときにでも使いましょう。
 半分だけまないたの上に用意したところで、人参をいちょう切りに、たまねぎを薄切りにします。じゃがいもとは別のボウルを用意して、切った人参とたまねぎをまとめて入れます。続いて、袋の水を抜いた糸こんにゃくの数箇所に包丁を入れます。そのまま使うと、長くて食べにくいのです。切り終えたあとは、先程の人参とたまねぎが入ったボウルの中に入れます。
 ここでボウルの中を確認してみましょう。

 ボウル1
 じゃがいも二個(一口大)

 ボウル2
 人参半分(いちょう切り)
 たまねぎ半分(薄切り)
 糸こんにゃく

3)火にかける

 鍋はフライパン以外でしたら何でも大丈夫です。油を引いて、食べたい量の薄切り牛肉を投入します。強火で焼き、赤い部分が無くなるまで炒めます。
 完全に色付いたら、鍋にボウル1、ボウル2を投入し、3~5分ほど、野菜が焦げない程度に炒めていきます。ボウル1のじゃがいもが浸けられた水は、鍋に入れる前に捨てておきましょう。
続いて、だし汁を2カップ、砂糖を大さじ2杯、酒を少々加えます。火を中火にして、全体に味が行きわたるようにかき混ぜながら、沸騰するまで熱します。水分が予想以上に減ってしまった場合は、水を少量足します。当然そのままだと味が薄くなるので、味見をしつつ、好みに合わせてだし汁や砂糖を加えていきましょう。
 沸騰と同時にあくが出始めます。大体この水分の量なら沸騰まで3分くらいでしょうか。あくを取る前に、醤油を大さじ3杯、みりんを大さじ2杯加えます。味見も忘れずに。少し濃いな、と感じるくらいがちょうど良い塩梅です。
 続いて、表面に浮き上がってきたあくを取ります。神経質になる必要はありませんが、汁を必要以上に捨てないように注意してください。
 大体あくの出現も収まったところで、蓋をして中火で20分ほど煮ます。汁気が少なくなったら火を止めます。水分が残り過ぎていると、肉じゃが特有の食感が無くなってしまうので注意してください。


 これにて出来上がりです。お疲れ様でした。完成と同時にご飯が炊ける音(ぼくの家の炊飯器はキラキラ星です)が流れて来たら最高ですね。あっつあつのご飯に、出来立ての肉じゃがを乗せて食う。自分で作った料理なだけに、感慨深さはひとしおでしょう。


 ここまでレシピ紹介でしたが、少しぼくの意見を言わせてもらうと、正直肉じゃがは簡単です。まあ、だからこそ日本の家庭料理の代表として、長年食卓に並び続けていたのでしょうけど……。巷で「結婚したら、嫁の手作り肉じゃがとか食べたいな!」って男が抱く妄想が聞かれる割には、ハードルが低い手料理です。ですが、他人に作って上げるとやけに喜ばれたり、尊敬されたりする(はず)なので、覚えておいて損はないかと思います。自分で食べても美味しい。他人に作ってあげても美味しい。まさに二度美味しいとはこのことです。
                                
                                  栗山直樹

PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

バーコード

ブログ内検索